健康長寿を支えるSleep Health & Beauty

歳をとっても親しい仲間と楽しく語り合い,おしゃれをして外食に行くなど,社会性を維持すること,すなわち社会参加が,高齢者の身体機能や認知機能,そして精神・心理状態の維持・向上に良い影響を与えることが明らかになっています。一方,高齢者は,加齢により心身が老い衰えた状態(フレイル)のため,新型コロナウイルス感染症のような外的なリスクによって過度な外出自粛生活が長期化すると,フレイルが進行し,要介護状態へ進みやすいといわれています。
 

 

そこで厚生労働省では,高齢者の健康寿命の延伸のためには,感染対策をしながら,適度な「運動」,「栄養バランス」の取れた食生活,そして「社会参加」を推奨しています。
 

 

出典:東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢 : フレイル予防ハンドブック
 
 
高齢期における社会性低下
ところが,高齢期における引退・離職といった社会的役割の喪失,配偶者との死別といった生活環境の変化は, 意欲低下,生きがい(主観的 well-being ※)の低下をもたらします。一方で,老化による口腔・顔面領域における 機能的・外見的変化は,人と会うことが消極的になるなど,社会活動性の低下を引き起こします。すなわち,社会性低下には,生活環境の変化に加え,機能低下および外見的変化に起因する心理的要因が大きく影響し,特に コミュニケーションの要となる顔や口の変化の影響力は大きいと考えられます。
 

※ 主観的 well-being の高い人ほど,人生や日常生活の何事に対しても,把握できる確信,処理できる確信,有意義だとい う確信をもって向き合い関わる事が可能であり,スポーツ活動や社交クラブ,音楽・演劇団体への参加といった社会活動性も高い傾向にあります。即ち,歳を重ねるごとに主観的 well-being を高めていくことが重要です。
 

 

高齢者の社会性回復
そこで,高齢者のポジティブ感情を高め,社会に生きがいを見出して外出頻度を高めるためには,口腔の機能回復に加えて,加齢による外見的変化に対応することも重要と考えています。エステティック業界に,「社会参加:social contacts」という新たな価値観を打ち出し,高齢者の健康寿命の延伸に貢献します。
 

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